現代自動車はどこまで躍進する?

現代自動車が燃費をごまかしていたニュースが駆け巡った2013年でしたが、
それでも、全く影響なく、2013年には741万台の生産を目指すんだとか。
トヨタがようやく1000万台が目に見えてきたことを考えると強いです。

今年、世界販売では第5位になり、アメリカ、中国、インドなどで大幅に躍進したそうです。
これは現代自動車だけでなく、韓国の大手企業の経営陣がスピード感をもって指示しているから、とよく言われます。
日本の場合、経営陣まで案が行って、そこで討議されて、再び現場に戻ってくるまでに非常に時間がかかるんですよね。

また現代自動車をはじめ、韓国企業が力を入れている分野はデザインでしょう。
やはり性能や品質が日本車やドイツ車に劣っていてもシャープなデザインをしていたら、惹かれますよね。
性能差が縮まれば縮まるほど、デザインが購入の決め手になってきます。

現代自動車の未来

現代自動車はますます新工場への投資を推し進め、2020年には世界生産を815万台に増やす予定になってます。
特に進出が著しいのがインドで、他のクルマ会社に先を許していたにもかかわらずすでにスズキに次ぐ14.1%のシェアを占め、2位となっています。
インド試乗で人気の小型車といえば「スイフト」ですが、その好敵手となる「i20」という小型車を投入し、見事に成功しています。

またその他新興国でも得意の低価格帯でのシェアを拡大しています。
もともとこのゾーンは日本が得意としていたところですが、バリューフォーマネー戦略、つまりコストを抑えることで日本車よりも価格を安くし、品質はほぼ同じに持ってくる手法、により日本企業から顧客をバンバン奪っていってるわけですね。
やられちゃってます。完全に。

また現代自動車は、車の外観と内装に力を入れているようで、性能は若干劣っても値段がほぼ同じならもちろん高級感のある車を選ぶだろうという戦略のようです。
トヨタのレクサス、BMWの5シリーズなどプレミアムセダンのゾーンでもEquusという車種を投入し、見事に戦略を成功裏に導いています。

こう考えてくると、現代自動車の未来は明るいように思えます。
しかし実はこれからが正念場でしょう。
これまでシェアを増やしてきたことは、その戦略が見事に成功してきた裏返しです。
でもある意味先行するクルマ会社の真似をしてきたことは否めないし、そこの弱点を克服する工夫によりシェアを伸ばしてきました。
これからは、新しい発想、新しいモノ作りができるか、が問われてくるでしょう。